顎関節症と親不知は関連するのでしょうか

Q.一週間前、朝起きると顎が少ししか開かなくなりました。
大きく開かない限り痛みはないのですが、しばらく様子をみて近くの歯科医院へ行ったところ、親不知が生えてきているのが原因ではないかと言われました。
だとしたら、抜いた方がよいのでしょうか。

A.親不知は、しばしば顎関節症の原因となることがあります。
私達の身体の頭から両足の付け根の真ん中まで一直線に水平に引く線に対し、膝の位置、腰の位置、両手の指先を結ぶ線、肩の位置、目の位置は垂直に交叉しています。
また、それらは床と平行であり身体のプロポーションを保っています。

歯並びは、唇や頬に隠れて見ることができませんが、実は同じように左右対称であり、かみ合わせはバランスをとっています。

顎は動きますし、そのバランスが正しいかどうかを自分で判断したり、歯科医師が直視をしておおよそで確認する事はできません。

それを、診断する方法を、『咬合診断』と言います。

上下の顎の型とりをして、フェイスボートランスファーという機械を用いて、模型上で客観的に診断を行います。

すると、しばしば親不知は、咬合平面(かみ合わせの平面)から飛び出ていたり、歯ぎしりをする時に強く当たっていて顎関節に大きな影響を及ぼすことがあります。

そのような事を確認した上で、抜歯を行う必要があると思います。

患者様によっては、大臼歯を失ってしまい、親不知をブリッジの土台や、入れ歯の土台に用いることがあります。

その場合は、平面を優先させ、注意して製作しないと、顎関節症を引き起こす原因ともなり得ます。

歯科医院でよく診断をしてもらい、抜歯をするタイミングを相談していただくことをおすすめいたします。

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