2017年9月 8日

口を開くと顎が右にずれます

Q.5年以上前から口を開くと、顎がガクガク痛みがあります。
口を開けると下顎が自分から見て右にズレています。いつも右耳に耳詰まりや圧迫感を感じるのですが、関係ありますか?
また、顎がポコっと飛び出るのも気になります。

A.口を開けるとき、まっすぐ開けることができるかどうか、どのくらいの量口が開くか、に加えて顎関節の位置を確認することが大切です。

口を開けるときの方向が左右に傾いているかは、顎関節の位置の診断のポイントとなります。

もしも、口を開けたときに右の方向に傾いて開いたとしたら、右側の顎関節の関節円板がとまっている状態です。

とまっているというのは、関節円板というクッションに乗らずに、動いていない状態です。
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顎関節は、下顎骨にある下顎頭 と側頭骨にある下顎窩そして、関節結節で構成されています。
2つの骨の間には関節円板というクッションが介在していることで、スムーズに口を開くための役割を担っています。

関節円板は前方転位だけではなく、側方転位もします。
関節円板が内側方に落ちた時、顎関節はポコッと飛び出したようにみえます。

今回の場合、右側に傾いて開くということなので、左側の顎関節は正常に動き、右側に問題があると言えます。

よって、耳詰まりや圧迫感を感じることもしばしばあるため、まずはマニュピレーションにて関節円板を正常な位置に戻し、さらに噛み合わせの診断を行い原因を探す必要があるでしょう。

当院では無料相談も行なっておりますので、よろしければご連絡ください。

顎関節症の特設ページを開設しました。

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クローズドロックかどうか調べる方法について

Q.2週間前から口を開けると痛みがあります。
大きく開くと、途中痛みがあります。
顎関節症かもしれません。
歯医者のレントゲンでクローズドロックかどうかわかるのでしょうか?

A.顎は関節円板というクッションに乗って大きく開くことができます。

しかし、何らかの原因でクッションが転移してしまい、口を開くことができない状態をクローズドロックと言います。

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目安として、指2本分、2センチから2.5センチ程度の開きで、それ以上大きく開けようとすると痛みを伴うものです。

まずは、左右の顎関節のどちらがクローズドロックしているのかを探ります。
レントゲンではわかりません。

もちろん口を開いた時に痛みがある方だと思っていただければいいのですが、慢性的な場合、私たちも診断できない場合があります。

その時に有効なのが、レジリエンツテスト、プロボケーションテストです。

レジリエンツ(Resilienz)テストとは例えばと右側に4~5ミリ程度のボクシングメタル(アルミの箔)を小臼歯部で噛ませ、左側で噛んでいただきます。

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関節円板にのっているのであれば上下の歯は近づいてきて接触します。

もし、関節が落ちているのであれば上下の歯は開いたまま近づきません。
なぜなら、関節窩と下顎頭が関節円板を介していないため接触しているためです。

稲葉繁先生はこのテスト、ドイツ、チュービンゲン大学のシュルテ教授から教わった方法です。

慢性化しているクローズドロックの方で、どちらが落ちているのか判断するときに非常に有効です。

プロボケーションテスト(症状誘発テスト)はワッテや割り箸のようなものを片方の顎ずつ噛んでいただき、痛みの閾値を調べる検査です。

クローズドロックの状態になったばかりの初期の段階だと特に反応がでやすく、このテストも判断するのに有効です。


クローズドロックをマニュピレーションで開けるようになったとしても、根本的な原因を取り除かない限り、再発する可能性が高いです。

噛み合わせの診断を行うと、原因が解明する場合がほとんどです。

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2017年9月 7日

舌にくっきりと歯型が付いています

Q.舌にくっきりと歯型が付いています。
顎の痛み、首の痛み、肩こりなど様々な痛みがありますが、この状態が万年化しています。
歯科で顎関節症と言われ、上の歯と下の歯をできるだけ離し、舌に力を入れないように指導されました。
どのようにしたら力を抜くことができるのでしょうか。


A.舌に歯型が付いている方は、唾液の飲み込み方を見てみてください。
舌を前歯に押し付けて飲み込んでいませんか?

通常、唾液を飲み込むとき、口蓋(上顎のヒダの部分)に舌を押し付けます。しかし、舌癖がある方は、舌を前歯に押し付けて飲み込む行動をしています。

これは、乳児期による哺乳の癖から由来しています。

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正常な哺乳行動では、乳児は母親の乳頭を口にくわえ込み、乳首を舌先で強く口蓋に押し付け、数か所の乳管開口部から分泌される乳汁を飲み込みます。

そのとき、唇に力を入れて吸引しながら下顎はわずかな前後運動をすると同時に、舌は口蓋へ押し付けられます。

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しかし、通常市販されているニップルは乳首が長過ぎ、そのうえ大きな穴が先端にあり、しかも空気の取り入れ口まであるために、哺乳瓶を傾けただけで自然にミルクが流れ出してきます。

こうしたニップルを用いた場合には、乳児の意思に関係なくミルクが出てくるため、乳児は何の努力をしなくても、ただ飲み込むだけでよくなります。

この場合、乳児は舌を細長く丸めてニップルを包み込み、自分の意思とは関係なしに出てくるミルクをストップさせるために舌を前方に押し付け、ピストン運動をするように前後に動かします。その結果、人生の出発点である乳児期に間違った舌の運動を学習してしまい、嚥下(飲み込み)運動の際、舌を口蓋鄒壁(こうがいすうへき)に押し付けることができず、前に押し出す癖を脳に刷り込んでしまいます。

このような癖を持ったまま成長すると、不正な歯並び、それに伴う発音の異常、さらに顎関節症など、さまざまな症状が現れることが予想できます。


一日にでる唾液の量はペットボトル1本分です。

一日これだけの量の唾液を飲み込んでますが、舌癖の方は、間違った嚥下習癖を常に、毎日2000回も行っています。

舌癖の方は嚥下する時に常に顎を前にだしています。

2000回も顎をだしているということになります。

顎を前に出したとき、下顎の6番の近心斜面と上顎の6番の遠心斜面の咬頭干渉により顎関節を下に下げてしまい、顎関節症になっているパターンが非常に多くみられます。

本来、正しい嚥下は口蓋皺癖に舌をつけて唾液を飲むと下顎は後ろに引っ込みます。

下顎を2000回前に出しているということは下顎を前に出す時に関係する僧帽筋が2000回引っ張られているという事です。

僧帽筋は肋骨の10番目まで付着しています。よって腰にも痛みがでます。

舌癖でヘルニアを併発している方も多いので注意が必要です。

こうした、原因がわからずに、舌の力を抜くのは大変難しいと思います。

舌癖による、顎関節症の治療方法もありますので、諦めないでいただきたいと思います。


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2017年9月 6日

稲葉歯科医院の顎関節症治療方法は、シークエンシャル咬合理論に沿った治療方法と一緒ですか?

Q.稲葉歯科医院の顎関節症治療方法は、シークエンシャル咬合理論に沿った治療方法と一緒ですか? 
ドーソンの咬合理論に基づいて、矯正で治すという歯科医院も訪れましたが、いかがなものでしょうか。

(こちらのご質問に関しては、当院顧問稲葉繁先生に回答をお願いいたしました。)

A.最初にスラビチェック教授が提唱しているシークェンシャルオクルージョンいわゆる順次誘導咬合は人の歯列が最初に出来る上下の第一大臼歯の噛み合わせから前方へ順次に側方運動で誘導させ、最後に犬歯誘導させる咬合を作る事を目的にしています。

従って多くの場合にはそれとは異なっている事が多いため矯正治療が必要になってきます。

その治療のために詳細な歯列の分析と治療方針決定のために機能的咬合分析が必要となってきますのでCADIAXという機械を使用します。

そのデータをもとに矯正治療を行い最終的にシークェンシャルオクルージョンに仕上げます。
そのため治療期間も長く、顎関節症の治療が目的ではありません。

一方ドーソン先生が特に重要視している事は顎関節の位置の問題です。

即ち関節窩の中で下顎頭が本来あるべきところにあるか否かということです。

顎の位置には顎関節を構成する側頭骨の関節窩に対し下顎頭が中心位にあり、さらに上下の噛み合わせと調和しているかという事が最も大切であるという事です。

そのためにドーソン先生の独特なテクニックがあります。

いずれにしてもこれらの先生の共通点はバランスのとれた咬合を作りあげることです。そして顎口腔の健康を維持させることです。

そうすれば顎関節症の治療に繋がって来るというのが目標となります。
従ってこれらの二人の先生の共通点は顎関節症の治療が目標では有りません。

私は現在40年以上に渡り顎関節症の治療に取り組んできましたので独自の方法で行っております。その治療方法は各人で違います。

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基本的には十分な問診の上確実な噛み合わせの分析を行い、その結果症状に応じた治療方針を立てて治療を行っていきます。

何年間も口が開きにくければマニピュレーションを行い、顎関節の位置を正常に戻して口を開くようにしたのちに咬合診断の結果に従い治療します。

多くの場合咬合調整を行い治癒に結びつけます。

各人で治療は違いますので、ご自身に合った方法を選択されるのが良いと思います。

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姿勢が悪いのは顎関節症と関係がありますか?

Q.口が大きく開きません。常に顎のまわりや首の付け根の筋肉が凝っています。歩いている時も、いつも原人みたくお尻をつきだしたような歩き方をしているのですが、顎関節症と関係があるのでしょうか。

A.顎関節症の患者様の姿勢は、前かがみ、前傾の方が非常に多いです。
胸鎖乳突筋は、胸骨と鎖骨から、側頭骨の乳様突起に付着している重要な筋肉です。

顎関節症の方は筋肉のバランスが崩れ、正常なバランスが取れなくなってしまってる場合が多いです。
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通常は斜めに走行している筋肉ですが、8キロの重さがある頭を支える胸鎖乳突筋をまっすぐに立てたほうが楽なため前傾姿勢をとります。

乳様突起は首を支える大きな筋肉胸鎖乳突筋の付着部です。首を回す筋肉でもあるので、この部分に緊張があると、首を回すことがつらいです。

また、筋肉のこわばり、眉間やこめかみが引っ張られ、表情筋も常に緊張します。

顎関節症により、お顔のシワも深くなってしまった。
なんてことも起こり得ます。

目や耳にも緊張を起こす場合もあります。

顎関節症は、単純に顎だけの問題ではなく、このように全身に影響を及ぼす可能性があります。

口が大きく開かない事による筋肉の緊張が、姿勢も悪くしてしまうことは容易に考えられます。

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ほんのわずかな噛み合わせの不調和が原因となっている場合も多いため、歯科医院で噛み合わせの診断や治療を行うことをおすすめします。

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左右の頬の大きさがあきらかに違い、悩んでおります。

Q.歯ぎしりやくいしばりをしていると、家族から指摘されました。それが原因なのか、左右の頬の大きさがあきらかに違い、悩んでおります。
歯ぎしりを治す方法はありますか?

A.右と左で頬の大きさがあきらかに違う場合、歯ぎしり、くいしばりによる咬筋という筋肉が肥大している可能性が高いです。

咬筋とは閉じる時に使う筋肉です。

よって、口を閉じてゴリゴリと歯ぎしり、くいしばりを行っているために、片方の頬の咬筋という筋肉が発達してしまっているのだと思います。

* 口を閉じるときに使う筋肉(閉口筋):咬筋、側頭筋、外側翼突筋(上頭)、内側翼突筋

* 口を開けるときに使う筋肉(開口筋):顎舌骨筋、オトガイ舌骨筋、顎二腹筋、外側翼突筋(下頭)

歯ぎしりやくいしばり、口を閉じる時に使う筋肉は、咬筋のみでなく様々な筋肉に影響を及ぼします。

咬筋の痛みと同時に下顎骨筋突起に付着している側頭筋もひっぱられていることが多く、たびたび側頭筋の片頭痛がみられます。

反対に、口が大きく開かない場合(クローズドロック)は口を開ける筋肉の痛みを伴います。
顎二腹筋(顎の下の筋肉)がいたくておさえてる方がとても多いです。

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このような症状のほとんどは、噛み合わせが原因とするところが非常に多いです。

被せ物や詰め物の不調和、または親知らずが噛み合わせのバランスを崩すことによって起こる場合もあります。

治療方法は、ひとつではなく患者様によって原因も異なるため、噛み合わせの診断を行い、最適なバランスがとれるように調整を行います。

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整体や接骨院では、おおまかなバランスを整えるため一見良くなる傾向にありますが、根本的な原因は大変細やかな噛み合わせにあるため、原因を探し出し調整できるのは歯科医院でしか治療ができないと思います。

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