2017年3月30日

顎関節症から、鬱や自律神経失調症などになってしまうことはあるのでしょうか

Q.1ヶ月前より口を普通にあけると、指2本分、頑張ってあいてどうにか4本分開く状態なのですが、とても違和感があります。
顎の事が頭から離れず、この一週間不眠が続いており、鬱になってしまったのかと不安です。
顎関節症から、鬱や自律神経失調症などになってしまうことはあるのでしょうか。

A.口を普通にあけて、指2本分ということは、顎関節に原因がある可能性があります。
通常は、4センチから5センチは開きますが、指2本分ということは2センチから2.5センチほどだと思います。

顎関節の動きは、側頭骨の関節窩に対して、下顎頭が関節円板というクッションを介して、顎が開くのですが、あなたの場合は、関節円板に乗って滑走しない、クローズドロックの状態である事が予想されます。

従って、精神的な要素からは切り離して考える必要があると思います。

顎関節症の原因がわかならいため、鬱や自律神経失調症という診断をされ、抗鬱薬などを処方されるケースも少なくありません。

まずは、歯科的アプローチから診断をさせていただき、原因を見つけることが先決だと思います。

当院に相談にいらっしゃるほとんどのケースは、かみ合わせが起因していることが多いです。

昨今、かみ合わせと顎関節症は関係ないという風潮がありますが、本当にそうでしょうか。

ドイツをはじめ、ヨーロッパではかみ合わせ治療による顎関節症治療が広く行われており、沢山の書物がだされています。

当院顧問の、稲葉繁先生は、顎関節症治療を学ぶためにドイツへ渡航し、チュービンゲン大学の顎関節症の権威、Prof.W.Schluteの元で学んで参りました。

当院の顎関節症治療は、顎関節症とかみ合わせの密接な関係を前提としております。

顎関節症の患者様が精神的に悩まれているケースは非常に多く、何かお力になる事ができればと思いますので、どうぞ1度ご相談にいらしていただければと思います。


顎関節症と親不知は関連するのでしょうか

Q.一週間前、朝起きると顎が少ししか開かなくなりました。
大きく開かない限り痛みはないのですが、しばらく様子をみて近くの歯科医院へ行ったところ、親不知が生えてきているのが原因ではないかと言われました。
だとしたら、抜いた方がよいのでしょうか。

A.親不知は、しばしば顎関節症の原因となることがあります。
私達の身体の頭から両足の付け根の真ん中まで一直線に水平に引く線に対し、膝の位置、腰の位置、両手の指先を結ぶ線、肩の位置、目の位置は垂直に交叉しています。
また、それらは床と平行であり身体のプロポーションを保っています。

歯並びは、唇や頬に隠れて見ることができませんが、実は同じように左右対称であり、かみ合わせはバランスをとっています。

顎は動きますし、そのバランスが正しいかどうかを自分で判断したり、歯科医師が直視をしておおよそで確認する事はできません。

それを、診断する方法を、『咬合診断』と言います。

上下の顎の型とりをして、フェイスボートランスファーという機械を用いて、模型上で客観的に診断を行います。

すると、しばしば親不知は、咬合平面(かみ合わせの平面)から飛び出ていたり、歯ぎしりをする時に強く当たっていて顎関節に大きな影響を及ぼすことがあります。

そのような事を確認した上で、抜歯を行う必要があると思います。

患者様によっては、大臼歯を失ってしまい、親不知をブリッジの土台や、入れ歯の土台に用いることがあります。

その場合は、平面を優先させ、注意して製作しないと、顎関節症を引き起こす原因ともなり得ます。

歯科医院でよく診断をしてもらい、抜歯をするタイミングを相談していただくことをおすすめいたします。

2017年3月29日

口が上下前歯で指2本分しか開きません。

Q.口の開き方について質問です。
顎の痛みや開閉時の音などはないので、顎関節症ではないと思うのですが、前歯の間が指2本分しか開きません。

食べ物が食べづらく、お寿司を一口でパクッとできないのでいつもネタとシャリを分けて解体して食べている次第です。

くいしばりがあるようで、口のまわりの筋肉が張っている感じがあります。

普段の生活はなんとか大丈夫なのですが、歯科医院で口を開くのが億劫になります。
どうにか、治る方法はありますでしょうか。

A.口を開いたとき、開閉時の音がしないという事は、正常で音がしない事と、関節円板(関節部のクッション)が上手く機能していないために、音がしない事と2つの理由があります。

顎関節の動きは、側頭骨の関節窩に対して、下顎頭が関節円板というクッションを介して、顎が開くのですが、あなたの場合は、関節円板に乗って滑走しない、クローズドロックの状態である事が予想されます。

原因は、様々ですが、矯正治療によりかみ合わせが変化したり、被せものをして全体のバランスがとれなくなってしまったり、親不知が顎の動きのじゃまをしたりすることにより発症するケースがあります。

まずは、口を開く事が大切です。

これは、ご自身で行うのは大変難しいため、ご相談いただくのが良いと思います。

万が一口が開くようになっても、原因を除去しないと高い確率で再発する可能性があるので、模型診断や、MRIの検査、顎の聴診器による音の検査などを受けて頂き、原因を探す必要があります。

このまま、口が開かない状態で過ごすのは大変だと思いますので、ぜひ1度ご相談ください。

当院の顎関節症の治療症例をご参考になさってください。

こちらのケースは、矯正治療によりクローズドロック、口が徐々に開かなくなり、15年ぶりに大きく口が開くようになったケースです。

顎関節症とかみ合わせ治療〜その1〜

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