口腔機能訓練機器【ラビリントレーナー】

口腔機能訓練機器【ラビリントレーナー】ラビリントレーナーは、当院の顧問である元日本歯科大学高齢者歯科学教授、稲葉繁先生が発案した口腔機能訓練機器です。食事が飲み込みにくかったり、食事中にむせたりするなど、飲み込む機能が低下している方の訓練器具として、高齢者施設などでも広く利用されています。

現在、日本では年間およそ8,000人の方が誤嚥性肺炎、つまり食べ物による窒息で亡くなっているといわれています。そのほとんどが65歳以上の高齢者です。

●食事中にむせる、せきこむ
●食物を飲み込みにくい、食べるのに時間がかかる
●食べこぼしがある
●飲み込んだあとに声がかれる
●食物がのどにつまる感じがする、胸につかえる
●唾液(つば)が減ってきた、口が渇く
●唾液が多い、よだれが出る
●肺炎や気管支炎を繰り返す

上記のような症状がある方は、嚥下(飲み込み)機能の衰えが考えられます。ぜひ、意識してみてください。

ラビリントレーナーは、『ラビアル=唇』『リンガルは=舌』という言葉を合わせた造語ですが、唇と舌の動きを鍛える訓練器具として開発されました。舌と唇、そして嚥下(飲み込み)に必要な筋肉を鍛えることができるラビリントレーナーの発案には、40年もの間、研究を積み重ねてきた歴史があります。

ラビリントレーナーは、こうして生まれましたラビリントレーナー
今から40年以上前、ラビリントレーナーの発案者である稲葉繁先生が大学院生の頃、顎関節症の患者様に舌の圧痕や歯の形の圧痕、口蓋鄒壁の肥厚を見つけたことがすべての始まりでした。顎関節症と舌壁(舌の間違った使い方)には何か関連があるのではないかと考えたのです。

それから10年ほど経ち、今の筋機能療法学会の大野先生という方が連れてこられたアメリカのツィックフーズという医学療法士の講演を聴く機会がありました。お口周りの筋肉を鍛える筋機能療法「マイオファンクショナルセラピー」についての講演です。

講演後、ツィックフーズ先生に稲葉先生は「顎関節症と舌壁の関係についてどう思われますか?」と質問したそうです。しかし、答えは「わからない」だったそうです。当時はまだ、顎関節症と舌壁の関係については研究されていなかったのです。

その後、稲葉先生は舌の働き、さらには嚥下(飲み込み)機能について研究し、

●咀しゃく
●嚥下
●発音

ラビリントレーナーこれら3つの機能を育てるには、哺乳(おっぱいを飲む)行動が大きく影響していることに気がつきました。さらに研究を進めるうちに、間違った嚥下(飲み込み)機能をしているとさまざまな障害があることがわかりました。

こうして嚥下機能を向上させる必要性を感じ、ラビリントレーナーの発案に至ったのです。

それから、稲葉先生はある店で見つけた温度によって形が変形するシリコンを使って、自らの考えを形にしていきました。口の中に入れ、唾液(つば)を飲んでみたり口の周りの筋肉を動かしたりしてみて、最終的にできあがった形が、まさに今の『ラビリントレーナー』の原型です。そしてそれは、同時に舌の機能を40年間研究してきた集大成でもあります。

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